最近流行っているスマートスピーカーのアメリカメーカーSonos(ソノス)ですが、海外では設備制御のKNXとSonosのゲートウェイも商品化されています。
今回、音を司るスマートスピーカーのSonosと、家庭内の照明やブラインド、防犯などを管理できるKNXを組み合わせることで、どんなスマートホームを構築することができるのかをご紹介します。
https://www.slideshare.net/smartlightjp/sonosknx
KNXとは?
まずはKNXについてです。KNXは簡単に説明すると「センサーや設備を統合するシステム」です。
KNXの本部はベルギーのブラッセルにあり、ここで設備制御の規格が決められており、世界中で400以上の企業が7000種類以上の機器を製造・販売しております。
KNXでできること
KNXは各機器同士の通信の規格がきめられているので、様々な設備が導入される家庭やオフィスなどにおいて、設備同士の連動をすることができます。
たとえば、人感センサーと照明、スイッチひとつでブラインドと空調、照明が自動的に最適なシーンに切り替わるなどです。
また、各設備の利用状況(消費エネルギー)や、ドアや窓が閉まっているかどうか、敷地内に人がいるかどうかなど、家全体の監視とコントロールができます。
SonosとKNXの連携
Sonosの持つスマートスピーカーシステムとKNXをつなげるための商品は、すでに市販されており、この2つがつながることでより便利なスマートホームを実現することができます。
たとえば、
ドアベルとの連動
事前に来ることがわかっていない宅急便業者の来訪時、お気に入りの音楽を流していると、ドアベルが鳴らされても気づかないことがあります。
でも、SonosとKNXを連携することで、ドアベルを押すとSonosで流してる音楽のボリュームが下がり、来客が来たことを確実に伝えるといっったこともできます。
在室していたのに気づかずに荷物が持ち帰られてしまったということも防ぐことができます。
ママが怒鳴らない仕組み
子供がいる家庭でママが子供に「ご飯ですよ!」と大きな声で叫ぶというのはよくありますよね。
そして、なかなか食事に来ない子どもたちに何度も大きな声でママが叫ぶのは、ママのストレスを上げてしまいます。
でも、マがキッチンやスマホのボタンを押すことで、事前に録音されたママの声を子供部屋のSonosのスピーカーから再生するなんてこともできたりします。
もちろん、普通の「ごはんですよー」だけじゃなく怒っているママの声も登録しておくなんてこともできます。
照明・ブラインド・映像+Sonos
KNXの得意なことは、家庭内の設備同士を連動させること。なので、気分にあわせて、またはこれから見る映画に合わせて、照明やブラインドをお気に入りの状態にして、Sonosのスピーカーで音楽を楽しむなんてこともできます。
防犯
KNXの最も得意とすることが防犯です。
敷地内への不審者の侵入、ドアや窓の状態が異常を示した際に警告や犬の鳴き声を再生するような使い方以外に、長期不在時でも家の主がいるときと同じように、照明の点灯やブラインドの開閉、さらにはSonosを使って人の話し声や笑い声などを再現しすることもできます。
まとめ
家の設備やセンサーを統合するKNXとスマートスピーカーシステムSonosを組み合わせることで、住んでいる方の【利便性の向上】や【防犯】など、新しい技術を組み合わせたスマートホームの提案をすることができます。
ぜひ、ご興味いただけましたなら、お気軽に弊社スマートライトまでご連絡ください。