今年の3月に開催されたライティング・フェアにてPHILIPS(フィリップス)社が新しい器具を発表していたのですが、その中の一つが屋外で使えるライン状の器具で、面を均一に照射でき、さらにコンバーターを使ってDALIでもコントロールできるということで面白そうなので、デモ器を貸してもらいましたのでご紹介します。
屋外用ライトアップLEDモジュール UNI strip Compact(ユニストリップ コンパクト)
その器具は、UNIstrip Compact(ユニストリップコンパクト)という定電圧型(24V)でIP66の屋外用ライン状器具です。
長さは1200mmと300mmと2種類で色温度は3000K,4000K,5000Kの3種類となります。
色温度 | 光束(1200mm) | 光束(300mm) |
---|---|---|
3000K | 1850lm | 789lm |
4000K | 2000lm | 853lm |
5000K | 2000lm | 853lm |
製品写真
それでは製品の紹介です。
本体はアルミダイキャストのレールの中にLED基盤が組み込まれ配光制御のレンズを通して光が照射されます。
こちらがレンズです。スリットが細かく入っているのは面を均一に照射する為。
壁に合わせて点灯してみました。角度を調節することによって壁面などを照らすことができます。
ケーブルは器具の下部から内側向きに出ています。なので、器具の幅でしか設置できないといった場合にもケーブルの向きを心配する必要はありません。
器具の裏側です。取説を見ると、金具を接地面にネジ止めしてから器具をカチッ!とはめ込むようなのですが、フィリップスの方にきいたところ、この金具は日本では用意していないとのことでした。
なので、こういった金具をつくれるという方は、ご連絡いただけるとありがたいです。 連絡はこちらをクリック
器具の横面です。PHILIPSのロゴがはいっています。
光とDALI調光の様子
DALIで100%,50%,10%,1%のシーンを作り調光してみました。コンバーターにはSunricherを使いTridonic社のMasterConfigratorでPCからシーンの呼び出しをしています。
100%
50%
10%
1%
はい。写真だとまったくわからないですよね。動画も撮りましたのでご覧ください。
まとめ
このモジュールをDALI制御するためには、LEDモジュール+定電圧電源+コンバーターと3つの製品が必要になり、コストも手間もかかります。
海外では定電圧タイプでもDALI制御できる電源があるので、国内でもDALIがもっと普通に使われるようになったら、DALI制御できる電源のラインナップも増えてくるので、今よりもっと使いやすくなるでしょう。
それからこの製品はDMXでも制御できるので、単色で屋外(屋内も使えます)でライトアップするような時に検討ください。
光はとってもきれいなので、この器具の光を実際に見たい!という方はお気軽に連絡を。