今年の3月に開催されたライティング・フェアにてPHILIPS(フィリップス)社が新しい器具を発表していたのですが、その中の一つが屋外で使えるライン状の器具で、面を均一に照射でき、さらにコンバーターを使ってDALIでもコントロールできるということで面白そうなので、デモ器を貸してもらいましたのでご紹介します。
屋外用ライトアップLEDモジュール UNI strip Compact(ユニストリップ コンパクト)
![unistripCompact.jpg unistripCompact](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactunistripCompact.jpg)
その器具は、UNIstrip Compact(ユニストリップコンパクト)という定電圧型(24V)でIP66の屋外用ライン状器具です。
長さは1200mmと300mmと2種類で色温度は3000K,4000K,5000Kの3種類となります。
色温度 | 光束(1200mm) | 光束(300mm) |
---|---|---|
3000K | 1850lm | 789lm |
4000K | 2000lm | 853lm |
5000K | 2000lm | 853lm |
製品写真
それでは製品の紹介です。
![DSC_0907.jpg DSC 0907](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0907.jpg)
本体はアルミダイキャストのレールの中にLED基盤が組み込まれ配光制御のレンズを通して光が照射されます。
![DSC_0913.jpg DSC 0913](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0913.jpg)
こちらがレンズです。スリットが細かく入っているのは面を均一に照射する為。
![DSC_0915.jpg DSC 0915](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0915.jpg)
壁に合わせて点灯してみました。角度を調節することによって壁面などを照らすことができます。
![DSC_0909.jpg DSC 0909](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0909.jpg)
ケーブルは器具の下部から内側向きに出ています。なので、器具の幅でしか設置できないといった場合にもケーブルの向きを心配する必要はありません。
![DSC_0923.jpg DSC 0923](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0923-1.jpg)
器具の裏側です。取説を見ると、金具を接地面にネジ止めしてから器具をカチッ!とはめ込むようなのですが、フィリップスの方にきいたところ、この金具は日本では用意していないとのことでした。
なので、こういった金具をつくれるという方は、ご連絡いただけるとありがたいです。 連絡はこちらをクリック
![UNI_取説_pdf(2___4ページ).jpg UNI 取説 pdf 2 4ページ](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/87789b792599315eef25d02586fce31e.jpg)
器具の横面です。PHILIPSのロゴがはいっています。
![DSC_0925.jpg DSC 0925](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0925.jpg)
光とDALI調光の様子
![DSC_0918.jpg DSC 0918](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0918.jpg)
![DSC_0919.jpg DSC 0919](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0919.jpg)
![DSC_0920.jpg DSC 0920](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0920.jpg)
![DSC_0921.jpg DSC 0921](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0921.jpg)
DALIで100%,50%,10%,1%のシーンを作り調光してみました。コンバーターにはSunricherを使いTridonic社のMasterConfigratorでPCからシーンの呼び出しをしています。
![001.JPG 001](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompact001.jpg)
100%
![DSC_0930.jpg DSC 0930](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0930.jpg)
50%
![DSC_0934.jpg DSC 0934](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0934.jpg)
10%
![DSC_0936.jpg DSC 0936](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0936.jpg)
1%
![DSC_0938.jpg DSC 0938](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2017/07/unistripCompactDSC_0938.jpg)
はい。写真だとまったくわからないですよね。動画も撮りましたのでご覧ください。
まとめ
このモジュールをDALI制御するためには、LEDモジュール+定電圧電源+コンバーターと3つの製品が必要になり、コストも手間もかかります。
海外では定電圧タイプでもDALI制御できる電源があるので、国内でもDALIがもっと普通に使われるようになったら、DALI制御できる電源のラインナップも増えてくるので、今よりもっと使いやすくなるでしょう。
それからこの製品はDMXでも制御できるので、単色で屋外(屋内も使えます)でライトアップするような時に検討ください。
光はとってもきれいなので、この器具の光を実際に見たい!という方はお気軽に連絡を。