2017年もあとわずかになってしまいましたが、来年2018年はよりKNXの情報をより発信していきたいと思います。
まずはKNXを検証するための機器の準備ができました。
今回購入した製品は以下のとおり(全てABB社製品)
- SV/S30.160.1.1 : KNX電源
- USB/S 1.1 : USBインターフェース
- IPS/S 3.1.1 : IPインターフェース
- SA/S 2.10.2.1 : スイッチアクチュエータ
これらの製品について、まずはABB社のサイトから取説やマニュアルを調べ、気づいたことなどを書き記していきます。
ABB SV/S30.160.1.1 PowerSupply,160mA
ABB SV/S30.160.1.1 PowerSupply,160mA
KNX用 160mAのパワーサプライです。
KNXもDALIと同じ様にネットワークをアクティブにするための電源が必要になり、こちらはその電源となります。
↓ 取説に記載されていた内容
↓ 上記のGoogle翻訳
接続
KNX用パワーサプライ ABB SV/S30.160.1.1の接続図はこちら。
私の持っているSV/S30.160.1.1には「⑤ Votage output without choke」はありません。これは別の機種だとついているようです。
このチョークという仕組みがどうなのかは後で確認。
製品ラインナップ
製品に添付されていた取説は
- SV/S30.160.1.1 (当製品)
- SV/S30.320.1.1
- SV/S30.640.3.1
以上の3機種で共通のようです。
ざっくり、3機種の違いを表にします。
項目 | 160.1.1 | 320.1.1 | 640.3.1 |
---|---|---|---|
Leakage loss (W) |
1.8 | 2.5 | 4.0 |
Current consumption (W) |
6.6 | 12.5 | 24.0 |
Rated current (mA) |
160 | 320 | 640 |
Short circuit current rating (A) |
0.5 | 0.8 | 1.4 |
機種による違いはABB社のサイトに公開されていたProductManualに掲載されていました。
ABB i-bus® KNX KNX SV/S Power Supplies Product Manual
電流値については160mA、320mA、640mAの3種類あるようです。
DALIのアドレスが64台の上限がある原因のひとつは、各DALI機器で消費される電流値と関係がありましたが、KNXの場合は電源を選択すること【でも】、接続できる機器の台数を変更できそうな感じです。
ETSの中で、使用する電源のスペックと接続できる機器の台数は確認できるのだろうか?
USB/S1.1 USB Interface
↓ 取説に記載されていた内容
systems is indicated by the EIB-LED and the USB-LED. The USB/S 1.1 functions with the new ETS3 program onwards. The USB Interface is simply connected to the ABB i-bus® and then to the USB. The USB/S 1.1 is automatically detected under the pc operating system and installed.
↓ 上記のGoogle翻訳
上記説明をみると、このUSB InterfaceでPCとABB i-busに接続できると書いてありますがこれはどういうことなのだろう?
ABB i-bus KNX – Home and Building Automation
ABB社のサイトにABB i-busの説明がありました。
It is based on the worldwide KNX standard and is open for ever increasing demands – for the utmost safety in planning.
上記のGoogle翻訳
これは世界的なKNX標準に基づいており、絶えず増加する要求に対応しています。
ABB i-busとKNXとの関係性については、これだけではわからないので、引き続き調査します。
まとめ
新しい機器を入手して、手探りでその使い方を調べていく過程はドキドキして楽しいですよね。
残りの2つ
- IPS/S 3.1.1 : IPインターフェース
- SA/S 2.10.2.1 : スイッチアクチュエータ
については、次回にご紹介します。