DALI

TYPE8のRGBコントロールは2種類あるから気をつけて

本日、新横浜にあるMoons’さんにお邪魔してMoons’社の4chでTYPE8のDALIドライバーとRGBWのダウンライトを制御する実験を行いました。

私がお持ちしたのは定電圧電源、SunricherのRGBW用DALIマスター(TYPE8)、そしてDALIコンバーター。

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写真上: DALIマスター /SR-2300TR-G4-RGBW(DT8)
写真下: 定電圧→定電流 DALIコンバーター/SR-2309FA3-RGBW(DT8)

こちらのDALIマスターについては、以前の記事にてどんなコマンドが流れているのかを紹介しています。

TYPE8を試してDALIコマンドのチェックをしてみた

TYPE8のRGBコントロールが効かない!?

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MoonsさんのTYPE8対応のRGBW(4ch)のドライバーとRGBWのダウンライトを接続。DALIマスター(SR-2300TR-G4-RGBW)から操作しようとしてみたところうまくいきません。

そこで、Moonsさんが普段RGBのコントロールをしている別のマスターから操作して確認したところ、それは普通に動きました。

同じTYPE8のRGBWのコマンドを送っているはずなのに、なぜコントロールが効かないのでしょう?

DALIモニターでコマンドを比べてみた

こういう時に便利なのがどんなコマンドがおくられているかを確認できるDALIモニターです。

コマンドはどちらも赤を点灯させるようにして、私のもっているマスターとMoonsさんのもっているマスターから送られるDALIコマンドをモニターで確認してみました。

私の持っているマスター SR-2300TR-G4-RGBW

Moonsさんの持っているマスター

それぞれRGBのコマンドが違った!

上記DALIモニターのコマンド部分を比較したところ、

私のマスターは最初にDTR0,DTR1,DTR2に数値を入れた後に、SET TEMPORARY RGB DIMLEVELを実行、その後、DTR0に値を入れた後にSET TEMPORARY RGBWAF CONTROLを実行。

Moonsさんのマスターは、最初にDTR1とDTR0に数値を入れた後、SET TEMPORARY x-COORDINATEを事項。その後、DTR1とDTR0に数字を入れた後にSET TEMPORARY y-COORDINATEを実行しています。

違いとしては、

■ 私のマスターからのコマンド
・SET TEMPORARY RGB DIMLEVEL
・SET TEMPORARY RGBWAF CONTROL

■ Moonsさんのマスターからのコマンド
・SET TEMPORARY x-COORDINATE
・SET TEMPORARY y-COORDINATE

このようにRGBのDIM(調光)レベルがおくられるか、色度座標のx,yの数値で送られるかの違いのようです。

DALIは調光モードについてLinear(直線)とlogarithmic(対数)がありますが、TYPE8のRGBコントロールもこの2種類があるようです。

つまり、私の持ってきた「DALIコンバーター/SR-2309FA3-RGBW(DT8)」はRGB DIMレベルで制御されていましたが、Moons社のDALI電源は色度座標(x,y)制御での対応となっていた様子です。

Moonsの電源の内部ソフトウェアを変更すればRGB DIMで制御することも可能のようですがそれは別途相談とのことでした。

まとめ

今回の検証にて、TYPE8のRGBコントロールには、RGB DIMLEVELとRGBWAF CONTROLを組み合わせるRGB DIMレベルコントロールと、x-COORDINATEとy-COORDINATEを組み合わせる色度座標コントロールの方式があることがわかりました。

内容的にはソフトウェアの問題ですが、現状はマスター側もスレイブ側も切り替えられるようになっておらず、マスターとスレイブの両者で方式が違うとコントロールできないといった状況が発生します。

なので、TYPE8でフルカラーコントロールを行う場合は、選択したマスターとスレイブがそれぞれどちらの方式のものなのかを必ず確認しておきましょう。

補足:参考サイト

Color/color temperature control (device type 8)

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中畑 隆拓
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