DALI

外部システムからデータをもらいDALIコマンドに変換して照明制御する方法

DALI-EthernetゲートウェイのDeeBridgeはTCP接続で対応するDALIコマンドを文字列で送れば、DALIネットワークにそのまま流してくれるので、IoT機器からDALIの照明をコントロールするのにとても使いやすい商品です。

今回は、Node-REDを中継として、外部システムから受け取った信号を対応するDALIコマンド形式に変換してゲートウェイであるDeeBridgeへ送る方法をご紹介します。

対応するDALIコマンド形式について

DALIコマンド形式は、下のようになります。

プレゼンテーション1 2018 12 30 13 57 19

一番最初に”#”をつけ、その後に”照明器具のアドレス”、その後に”,”、最後に”コマンド”という形です。

たとえば、全部の器具を最大点灯、消灯するときは次のようになります。

プレゼンテーション1 2018 12 30 14 00 03

というような感じです。

外部のシステムから送られるデータ(文字列)

外部のシステムから送られるデータの形式を、下記のように設定します。

プレゼンテーション1 2018 12 30 14 02 39

さらに、

■ 器具Aを点灯させる場合

A,RECALL_MAX_LEVEL

■ 器具Aを消灯させる場合

A,OFF

■ 全ての器具を点灯させる場合

ALL,RECALL_MAX_LEVEL

■ 全ての器具を消灯させる場合

ALL,OFF

このように設定しました。

照明器具とDALIアドレス

照明器具の名前とDALIアドレスの対応表です。

DALIにはDAPとIAPという2つのアドレスがあります。

DAP : Direct Arc Power Control
IAP : Indirect Arc Power Control

簡単に説明すると、DAPはアドレスの後に明るさを数値で送りその器具を点灯させる明るさを指定するアドレス。

IAPはアドレスの後にコマンドに該当する数値を送り、あらかじめDALIにて用意された挙動を照明器具にさせるためのアドレスです。

↓ 詳細はこちらの器具を参照ください。
第6回ふたつのアドレスDAPとIAP/ゼロから始めるDALI制御

Book1 2018 12 26 16 50 33

コマンドとDALIコマンド

以下はコマンドです。

こちらはコマンドになるので、上記DALIアドレスのIAPに送るものとなります。

Book1 2018 12 26 16 55 50

Node-REDのフロー

Node RED  daidan raspi local 2018 12 26 16 59 45

Node-REDのフローはこのようにつくりました。

Injectionノードで”A,RECALL_MAX_LEVEL”という文字列を送ると、それを”01,05″に変換してTCP Outのノードにおくるようになっています。

器具番号とコマンドをDALIで理解できる形式に変更する

変換については、functionノードに以下のようなコードを書きました。

結果

IMG 2438

まずはなんにもついていない状態から

“A,RECALL_MAX_LEVEL”と送ると

IMG 2440

Aの器具が点灯。

”ALL,RECALL_MAX_LEVEL”と送ると

IMG 2439

全部の器具が点灯

“ALL,OFF”を押すと

IMG 2438

全ての器具が消灯

ができました。

あとは、外部のシステムからデータをもらったときに、器具の名前とコマンドをもらえばDALIコマンドに変換することができそうです。

Node-REDのフロー

まとめ

今後、いろんなシステムから照明が制御されることが増えてくるとおもいますが、データの受け渡しは人間が判断しやすいデータ形式にして、それをDALIコマンドに変換することで、それぞれの開発者が楽に制御のすり合わせができるようになればいいなと思います。

ABOUT ME
中畑 隆拓
DALIやKNX導入のコンサルティング・コンフィグレーション・機器の販売、AI-IoTを組み合わせたシステムの提案を行っています。