DALI-EthernetゲートウェイのDeeBridgeにNode-REDから接続してDALIのコマンドを送る使い方をしているのですが反応が悪くなり、うまく動作しなくなりました。
製品を見ると、STATUSのLEDが点灯していません。

ターミナルからpingを送ってみると、ちゃんと返事があるのネットワークのトラブルではなさそうです。
SAFELOADER MODEになっている
この件についてメーカーに確認したところ、
It usually means that device is in safeloader mode. You have to update its FW to the desired version. In safeloader mode only limited functions are available.
との回答。どやらFirmWareに問題があるらしく、DeeBridgeがsafeloaderモードになっているだろうとのこと。
You can check the mode by command:
#MODE
If valid FW is loaded response is NORMAL. If safeloader is active response is SAFELOADER.
確認方法としては、#MODEというコマンドを送り、”NORMAL”と返ってきたら通常モード、”safeloader”と返ってきたらそのsafeloaderモードになっている様子。
Node-REDでフローを作りMODEの確認
TCP requestノードを使って下記のフローを作成。

#MODEを送ってみたところ

やっぱり、SAFELOADERモードでした。
ファームウェアをアップデートして確認
ファームウェアをアップデートして、DeeBridgeを再起動。

今度は無事にSTATUSのLEDが点灯しました。
再度、Node-REDから#MODEを送って見ると

今度はNORMALが返ってきました。

確認の為、他のDALIコマンドを送ると、ちゃんと点灯・消灯もできたので復活しました。
まとめ
制御系の機器がうまく動作しない場合、製品の不具合よりも、なにかソフトウェアのトラブルがおこっているケースが多く、それはソフトウェアによって解決できる場合があります。
実は、過去にDALIのコマンドを送れなくなったDeeBridgeがあり、当時は製品の問題として処分してしまってたのですが、今回のケースと同じようにSAFELOADERモードだった可能性があります。
今後はメーカーとも綿密に連携をとり、ソフトウェアで解決できるものは解決していきたいと思います。