IoT-KNXゲートウェイ iConnectのファームウェアをアップデートする方法についてまとめます。
当然ながら、Firmwareをアップデートすると、Node-REDのフローを含めそれまでの内容はすべてリセットされますのでご注意ください。
環境
Intel CPUのLinuxマシンが必要です。仮想環境のLinuxではできません。
私はMacBookPro 15 Retina 2013にUbuntuをクリーンインストールしたマシンを用意しました。
必要なファイル
Firmwareのイメージファイル 4GBほど
iConnect.tar.gz
ファイルの準備
iConnect.tar.gzを解凍してフォルダに移動。
chmod 777 push.sh
Firmwareのイメージファイルをpush.shと同じフォルダに移動
接続
iConnectとLinuxマシンをマイクロUSBケーブルで接続します。
ケーブルを接続する際、電源やKNXラインも含めて、何も接続していない状態にします。
スマートキーボタンを3秒おして、押したままの状態にしてUSBケーブルを接続します。
ターミナルでの操作
$ sudo ./push.sh イメージファイル名
このように表示されれば成功です。
確認
電源を接続、LANケーブルもつなげて立ち上げると、しばらくしてスマートボタンが青く点滅します。
ブラウザからでデフォルトのNode-REDのURL(192.168.1.222:1880)を入力
こちらが表示されれば無事にアップデート成功です。
ユーザー名: admin
パスワード: interra
でログインしてください。
なお、最初アップデートしたときは、スマートボタンが緑色で点灯したままかわらず、ネットワーク上でも認識できなかったので、再度、ファームウエアをアップデートする方法を最初から試した結果、無事にアクセスできました。
ちなみに、下記の記事にある「リセット方法」を試そうとしましたが、スマートボタン長押ししても、色が変わらなかったので、再度、ファームウェアアップデートを行いました。
Node-RED内蔵 KNX信号を送受信できるIoTサーバー「iConnect」|デジタルライト(Digital-light.jp)
もし、iConnectがネットワークで認識できないときは、スマートボタンの色を確認し、青点滅にならないときは、再度、アップデートしてみてください。
まとめ
iConnectは新しいデバイスなので、これからもファームウェアのアップデートがあるはずです。
当初、Ubuntuマシンを使わず、ラズパイやJetson nanoでアップデートしようとしましたが、もともとのプログラムがIntel系のCPU向けにかかれているようでうまくいきませんでした。
今回、Ubuntuマシンを用意したので、今後はこちらのマシンでアップデートをしていきます。