I-Luxus社のKNXデバイスLXA-148-010が届いたので検証をしています。
この製品はAnalogInput/Outputともに、0〜10Vだけです。0〜20mAには対応していません
i-Luxus KNX Digital Analog IO LXA-148-010 – スマートライト株式会社
このLXA-148-010には、
- Analog Input : 4ポート
- Digital Input : 4ポート
- Analog Output : 4ポート
と、DAのInputとAnalogのOutputがあります。
これらの使い方について検証します。
今回はAnalog Inputで0〜10Vの信号を受ける方法です。
↓ 動画
Analog Input (電圧)の計測
接続
使用した機器はこちら。
KNX電源 | INTERRA ITR900-116 |
---|---|
IPルーター | INTERRA TR900-001 |
DAインターフェース | i-luxus LXA-148-010 |
電源 | DPS3005 |
テスター | TST-DTM86 |
LXA-148-010のAnalogInputのGNDと1を、電源とテスターに並列でつなぎました。また、電源は別途外部から24V DC電源をつないでいます。
ETSの設定
Parameter(パラメーター)
LXA-148-010のパラーメーターについて、ANalog InputsのInput1についてはこのようにします。
0-10Vのセンサーなので、10Vのときに255、0のときに0で認識します。
Group Address(グループアドレス)
今回は診断ツールで受け取った値を見るだけなので、0/0/1にAnalogInput1というグループアドレスを作成しました。
ETSの設定は以上です。
これでデバイスに書き込み確認します。
検証
ETSの診断での表示
ETSの診断では、情報というところに受け取った情報が0〜255の値で表示されます。
誤差の検証方法
ETS側では10Vが255、0Vが0なので、グループアドレス0/0/1の値をETS_Valueとして、電源の表示電圧をPS_Voltageとすると、
ETSの値からの電圧計算値 :10÷255✕ETS_Value (V)
となります。
この式をもちいて、
電源が表示している値
テスターの表示している値
これに、ETS側で受信した値を確認します。
測定値
測定値は以上のようになりました。
まとめ
私が使った電源もテスターも安価なものなので、どれが正しいのかはわかりませんが、とりあえず、外部からの0〜10Vの値を読み込む方法については確認できました。
次は電流値0〜20mAの入力について確認します。
この製品はAnalogInput/Outputともに、0〜10Vだけです。0〜20mAには対応していません