イタリアEkinex社の美しいKNXスイッチ 71SeriesのDeepについて、ETSを使ってセットアップをする方法の紹介です。
![08-31.jpg 08 31](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/08-31-1.jpg)
Productファイルの追加
![31 17.20.17 (1).jpg 31 17 20 17 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-17.20.17-1.jpg)
71SeriesのDeepについては、Formに”ekinex 71″と入力するといくつか製品候補がでてきます。
その中から、
Name : Pushbutton 71 Serie
Order Number : EK-E12-TP
を選択します。
こちらVersionが複数ありますが、2020年8月現在は0.4が最新のようなのでこちらを使います。もし、これよりも新しいバージョンがありましたら、そちらをご利用ください。
71 SeriesのParameters
では、この製品のParametersを見ていきましょう。
![31 17.30.41.jpg 31 17 30 41](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-17.30.41.jpg)
一番上には”About EK-E12-TP”というタブがあります。
![31 17.32.21 (1).jpg 31 17 32 21 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-17.32.21-1.jpg)
次が”General”のタブです。一番上の①Rockers configurationでは、ボタンのタイプを選びます。デフォルトは4 square rockerでしたが、今回はひとつのボタン(1 square rocker”を利用するので変更しました。
Leds intensity from busは、ボタンについているLEDを点灯させるかどうかです。ちなみに、このLEDはKNXのbus電源で点灯します。
それ以外にも、”Technical alarm”、”Room temperature controller”、”Logic functions”と様々な機能があります。
![31 17.36.01.jpg 31 17 36 01](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-17.36.01.jpg)
このボタンのパーツを選択する時に、”Pushbutton with thermostat”とサーモスタット内蔵のものとそうでないものが選べたのですが、夜間でもスイッチが見えるようにLED付きのもので探したところ、その場合はサーモスタット付きしかなかったのでこちらのタイプになりました。
なので、少々お高めなのですが、温度センサーだけでなく、ロジックファンクションまで
内蔵しているかなり高機能なスイッチです。
“Temperature sensor”はとりあえず今回はdisableにして使いません。
![31 17.39.46 (1).jpg 31 17 39 46 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-17.39.46-1.jpg)
スイッチを選ぶときにFirstColorとSecondColorがBlue/GreenとRed/Whiteを選択できるので、ここでどんな時にどのように点灯させるかが設定できます。
![31 17.43.11 (1).jpg 31 17 43 11 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-17.43.11-1.jpg)
“Rockers configuration”では、スイッチ2つをペアで使うか独立で使うかと、”Dimming”で使うかを選びます。
![31 17.49.53.jpg 31 17 49 53](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-17.49.53.jpg)
このとき、GroupObjectsは、Switching Commandという1bitのものと、Dimming up/downという4bitのものになります。
![31 17.51.14.jpg 31 17 51 14](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-17.51.14.jpg)
Rocker1がこちら。Lock functionを使うかどうかや、Long Pressの時間設定、AとBのどちらがDim UpでDownかなどの設定ができます。
テスト用のグループアドレスをつくった
![31 18.12.41.jpg 31 18 12 41](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-18.12.41.jpg)
テスト用のグループアドレスは、On/OffとDimの2つ作成。
![31 18.13.25.jpg 31 18 13 25](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-18.13.25.jpg)
Group Objectをグループアドレスにリンクさせます。
プログラミングボタン
![08-31.jpg 08 31](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/08-31-2.jpg)
この製品のプログラミングボタンはかなり小さくてわかりずらいです。しかも、カバーを外さないと押せないので気をつけましょう。
プログラミングボタンは上の矢印の位置です。
Diagnosticsで確認
![IMG_1011.JPG IMG 1011](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/IMG_1011.jpg)
ボタンの上半分右を押すと
![IMG_1013.JPG IMG 1013](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/IMG_1013.jpg)
ボタンの下半分右を押すと
![31 18.17.21.jpg 31 18 17 21](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-18.17.21.jpg)
On/OffとDimはできているものの、ペアになっていない感じです。
Parametersを確認
![31 18.27.09.jpg 31 18 27 09](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-18.27.09.jpg)
再度、Parametersを確認。
Rocker1は先程、”Coupled”でしたが、これを”Independent or single”に変更。
Function AとBをそれぞれenableにして”dimming”にしました。
![31 18.28.41 (1).jpg 31 18 28 41 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-18.28.41-1.jpg)
Rocker1のfunctionAで、Toggle modeを”disabled”にして、Short/long actionをoff/darker。
![31 18.30.02.jpg 31 18 30 02](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-18.30.02.jpg)
FunctionBも上の用に設定。
これでいけそうな気がします。
Group Objects
![31 18.31.35.jpg 31 18 31 35](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/31-18.31.35.jpg)
Group ObjectsはOn/OffとDimで2つづつリンクしました。
結果
![IMG_1014.JPG IMG 1014](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/IMG_1014.jpg)
今度はおもったとおりの結果となりました。
まとめ
メーカーが変わったり、新しいデバイスだと、今までのやり方や表記が異なっていることがあるので、事前にテストしてみるのはとても大事ですね。