最近友人から、ECHONET Liteが面白い!という話をきいたので、私のやっているDALIやKNXといった設備制御との連携に役立ちそうと思い、これから勉強していくことにしました。
早速、友人が持っていた本をアマゾンで2冊購入。
最初に「ECHONET Lite入門」を読みながらはじめてみることにします。
SSNGのインストール
「ECHONET Lite入門」の第4章 実践編1「様々な機器をECHONET Lite化しよう」にて紹介されているSSNG(Super Speed Node Generator for ECHONET Lite」をインストール。
![09-05.jpg 09 05](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/09-05.jpg)
SSNGはHEMS(ECHONET Lite)認証支援センターのサイトからダウンロードできます。
SDK | HEMS(ECHONET Lite)認証支援センター
本ではWindowsのツールが紹介されていましたが、Node.js版がnpmのパッケージとして公開されています。
でも、今回は本で紹介されているWindows版でいきましょう。
![09-05.jpg 09 05](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/09-05-1.jpg)
この記事を書いている2020/9/5現在、バージョンは3.01とのこと。
![05 10.45.53.jpg 05 10 45 53](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/05-10.45.53.jpg)
ダウンロードしたファイルを解凍したところ。しっかりと日本語のマニュアルがあるのもうれしいところ。SuperSpeedNodeGeneratorのフォルダにあるsetup.exeを起動してインストールします。
![05 10.48.54.jpg 05 10 48 54](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/05-10.48.54.jpg)
インストールする際、ソフト本体と製品用のディレクトリを設定します。
![05 10.50.50.jpg 05 10 50 50](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/05-10.50.50.jpg)
「Windows高速スタートアップを無効にする」はそのまま次へを選択
![05 10.56.28.jpg 05 10 56 28](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/05-10.56.28.jpg)
インストールが完了し立ち上げたところ。テクスチャがなかなか渋いです。
SSNGからNode-REDにメッセージを送ってみる
SSNGを使えばUDPでECHONET Liteの通信を送れるようなので、MacBookPro上で動作させたNode-REDで、SSNGからの信号を受信できるか試してみます。
![09-05.jpg 09 05](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/09-05-2.jpg)
Node-RED側のフローはUDP inノードにdebugノードをつなげただけのシンプルなもの。
![09-05.jpg 09 05](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/09-05-3.jpg)
ポートはSSNGの自手先ポートにかかれていた3610にしました。
で、SSNGの送信ボタンをおしてみると、
![09-05.jpg 09 05](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/09-05-4.jpg)
おお!ちゃんと受信できました。
![05 11.34.46 (1).jpg 05 11 34 46 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/05-11.34.46-1.jpg)
今度はSSNGでETD1の値を0にしておくってみます。
![09-05.jpg 09 05](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/09-05-5.jpg)
すると、14番目のデータが前回は30だったのが0になりました。
![](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/05-11.38.15-1-190x300.jpg)
今度はEDT1を20にしてみます。
![](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/09-058-300x267.jpg)
14番目のデータは20になりました。
![](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/05-11.39.58-300x59.jpg)
SSNGの画面に「送信パケット」が表示されており、これがNode-RED側で正しく受信しているようです。
では、今度はNode-RED側からSSNGにデータを送ってみましょう。
SSNGにUDPを送信するNode-REDのフロー
![](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/09-059-300x59.jpg)
フローはinjectノードから数値の1をUDPノードに送っています。
![](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/09-0510-300x256.jpg)
UDPノードにはSSNGで表示されたマシンIPアドレスを入力、ポートの設定などはこの組み合わせでSSNG側で受信しました。
![](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/09/05-11.48.33-300x202.jpg)
SSNGでは、”DATA受信したパケットは記述が間違っているか、ECHONET Lite準拠ではありません”とのメッセージが出ましたが、とりあえず受信することができました。
まとめ
まずはSSNGとNode-RED間でデータの送受信のテストをしてみました。
今後はECHONET Liteに準拠したデータで送受信するのと、ECHONET Lite機器のエミュレータもあるようなので、それを試していきたいと思います。
では!