DALI

倉庫・工場にDALI対応LED照明を導入する一番のメリットはこれだ!

dali-philips

PHILIPS社が日本国内で販売する「GreenPerform Highbay Series(グリーンパフォーム ハイベイシリーズ)」という照明器具をご存知でしょうか?

従来水銀灯が多く使用されている倉庫や工場などでの用途に開発されたLED照明器具ですが、2017年6月現在、日本国内の高天井用で唯一DALI仕様がオプションで選択できるLED照明器具です。

DALIのシステムを導入するのは、とてもお金がかかるのではないか?と思われている人も多いと思いますが、おそらく、考えているよりも低い予算で導入することができるので、その点をご紹介したいとおもいます。

倉庫・工場などにDALI対応の照明器具を導入するメリット

まずは、倉庫・工場などにDALI対応の照明器具を導入する一番のメリットは、なんといっても稼働状況に応じて自由に照明のスイッチを設定できることでしょう。

なぜならば、倉庫・工場の照明は稼働状況によって必要とされる照明がかわることがあります。

例えば、先月まではこの区画は作業をしていたので明るさが必要だったけど、ラインを使わなくなったので、今月からはここの照明はいらないとか、もっと暗くていいいといったケースがあります。

そういったことがおこると、本当はそこだけ照明を消したいのですが、スイッチで消そうとすると消さなくていいところも消えてしまうので、従来は水銀灯のランプだけ器具から取り外し照明を消すといったようなことがおこなわれていました。

これって実は水銀灯器具の安定器を痛めたり、ランプ外しても電力を消費していたりするので基本はNGなやり方です。なによりスイッチは入っているのでソケットには電気が流れようとしていて、ランプを外したソケットにホコリや虫などが来てしまうと、危険な事態になります。

本当は電気工事でそこだけ点灯できないようにしたり、その分のスイッチをつけるのがよいのですが、工事が発生するとお金の問題になります。

でも、DALIに対応した照明器具であれば、後からソフトウェアで、使う照明(スイッチをいれると点灯する)と、使わない照明(スイッチを入れても点灯しない)を1台ごとに設定変更することができますし、スイッチを入れた時にどの照明を点灯させるかといった、照明器具のグループ化や、このエリアは半分の明るさでいいから変更したいってこともできるのです。

そういったことから、倉庫・工場などにDALI対応の照明器具を導入する一番のメリットは、稼働状況に応じて自由に照明のスイッチを設定できるといったところになります。

DALI照明を導入するのに必要な機器

DALIシステム 機器 pptx

DALI対応の照明を導入する場合に必要なものは、DALI対応照明器具、DALI電源、DALIマスターの3つになります。また、DALIは有線の信号線を接続する必要があり、総延長は300m以内までという縛りがあります。

では、それぞれの機器について説明しましょう。

1. DALI対応照明器具 GreenPerform Highbay Series

greenperform

まずはDALI対応照明器具 PHILIPS社のGreenPerform Highbay Seriesです。高さや明るさによって、85Wタイプから200Wタイプまで3種類あります。

型番 電力(W) 器具光束(lm) 演色性
BY698P LED110 CW PSD 85 11000 80
BY698P LED160 CW PSD 120 16000 80
BYP698 LED200 CW PSD 155 20000 80

2. DALI電源

DALI power supply

DALIを有効にするために必要な電源です。

3. DALIマスター(スイッチ)

IMG 1380

DALIの信号を送るためのスイッチでマスターと呼ばれます。

グループやシーンなどの呼び出しも可能です。現場のお客様の要望に合わせて、DALIマスター(スイッチ)を選んだり、数を調整します。

現場で設定を変更するにはMasterConfigratorとDALI USBが必要

以上が倉庫・工場でDALIの照明器具を利用する場合に最低限必要な機器でしたが、現場の設備担当の方が、どの器具を点灯させるのかや、スイッチを押したときにどの器具のグループが点灯するのかなどをご自身で設定される場合には、DALI USB(ダリユーエスビー)という機器とMasterConfigrator(マスターコンフィグレーター)というソフトが必要になります。

ソフトは無償でダウンロードできるので、DALI USBの購入をお考えください。

DALI USB

Tridonic(トリドニック)社のDALI USBという機器です。この後紹介するMasterConfigratorという無償でダウンロードできるソフトをつかって、DALIの照明器具の設定変更を行います。

MasterConfigrator(設定用ソフト)

DALI USBをパソコンにつなぎ、DALI信号線をこの機器に接続することで、このソフトをつかって設定を書き込んだり変更したりすることができます。

ただし、ソフトウェアは英語しかありません。

MasterConfigratorなどの使い方は「ゼロから始めるDALI制御」という記事を書いていますので、ぜひ、こちらもご覧ください。

第1回スターターキットの接続/ゼロから始めるDALI制御DALIに興味があったけど、なかなか取り掛かれなかった人向けに「ゼロから始めるDALI入門」というシリーズを書くことにしました。 ...

まとめ

以上、倉庫・工場で稼働状況に応じて自由に照明のスイッチを設定できるDALI対応照明器具を導入することについてご紹介しました。

思った以上にDALIは簡単で、かつ予算も低めで導入できますので、この件についてもっと話をききたい!という方は、ぜひ、お気軽に下記の問い合わせフォームからご連絡をください。

ABOUT ME
中畑 隆拓
スマートライト㈱ 代表取締役。IoTソリューションの開発、スマートホーム&オフィスのコンサルティング、DALI,KNX,EnOceanなどのインテグレーションを行っています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です