これはenebular Advent Calendar 2018の21日目の記事です。
私の本業は設備の制御。ITとはあまり縁のない業界と思っておりましたが、IoTというキーワードが世の中で現れ始めてからIoTと設備をつなげる為にITの技術が使われることが業界の中でも増えてきました。
IoTと設備をつなげるツールとしてNode-REDを使うことが多いのですが、これまで悩んでいたことのひとつに、リモートから設備を制御したり管理する為にはどうしたらいいのか?ということでした。
で、その答えはEnebularでした。
今回の記事では、リモートから設備を制御する時にENebularを使ってどうやってシステムを作るかということをご紹介します。
東京本社から北見工場の照明を制御する方法
![スライド42.jpeg スライド42](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2018/12/f6c7821d68a8c3a061966a5f55b7f83b.jpeg)
まずは、東京本社から北海道の北見工場の照明を制御する方法をご紹介します。
![スライド41.jpeg スライド41](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2018/12/f0cb5498a75743cbb1c7911c1b750b68.jpeg)
上の図はデータの流れです。
![スライド38.jpeg スライド38](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2018/12/6b5b50b8b2579613da43109baead0b18.jpeg)
まずは東京本社からenebularを使って照明を制御するためのデータをFirebaseに送信。
![スライド39.jpeg スライド39](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2018/12/7212527fad4115db21e9a0dca38372cc.jpeg)
北見工場では工場内に設置したサーバー(ラズパイ)でNode-REDを走らせ、Node-REDのFirebaseノードを使って、東京本社から送った照明を制御するデータを受信します。
![スライド40.jpeg スライド40](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2018/12/6498f8a49b2ec64e56cf6c7fbd760ffa.jpeg)
そのデータを、Node-REDのKNXノードに送信。KNXは世界的な設備制御のプロトコルなので、KNXのネットワークを通してLEDをコントロールすることができます。
まとめ
ざっくりと、enebularを使って離れたところにある設備制御の方法をご紹介しました。
正直言いますと、まだ構想段階なので実際にプロジェクトでこの仕組を使ったことはないのですが、2019年はテストを行いながら、enebularを使って離れたところから設備制御をやっていきたいと思います。