LTECH社のDMXコントローラー LTSA512には、様々なメーカーの機器のプロファイルが最初から登録されていますが、もし、自分が使用する機器のプロファイルが見当たらない場合には、カスタマイズでつくることができます。
今回は、その方法をご紹介します。
また、基本的なプログラムの作成方法については過去記事をご覧ください。
LTECH社のDMXコントローラーLTSA512/1024 その2|デジタルライト(Digital-light.jp)
LED Playerを立ち上げる
![24 17.01.23 (1).jpg 24 17 01 23 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.01.23-1.jpg)
まずは専用ソフト”LTECH Led Player”を立ち上げます。
一応、日本語もあるのですが、動作が安定していないので英語で使用することをおすすめします。(赤枠のところを Englishにしてください)
![24 17.05.25 (1).jpg 24 17 05 25 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.05.25-1.jpg)
ここで器具の追加をするので、”Add”ボタンを押してください。
![24 17.06.40 (1).jpg 24 17 06 40 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.06.40-1.jpg)
ここで、器具の”Patch”をするのですが、自分で器具のプロファイルを作成するときには、上の”Profile”タブをクリックしてください。
これで、器具のプロファイルを作成する準備ができました。
Acme LED WAVE100のDMXプロファイルを確認
![08-24.jpg 08 24](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/08-24-7.jpg)
今回はAcme社のゆらぎマシーン「LED WAVE100」のプロファイルを作成します。
![08-24.jpg 08 24](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/08-24-8.jpg)
まずは製品のマニュアルをみて、DMXのどのチャンネルが何を制御して、どんな値を送ればよいか確認します。
みると、アドレスは1ch、2ch、3chの3つの連続したチャンネルで、1chがDIMMERで、値を0〜255まで送ることで、明るさを0%から100%に調光します。
2chは、Diamond Wheelの制御で、000〜009,121〜134,246〜255の値を送ると停止、010〜120の値をおくるとCW:Rotationとなり数値が低いほど速く動き、120に近づくほど遅くなります。135〜245はCCW Rotationで、135が一番遅く245が一番速くなります。
3chは、Color wheelの制御で、値によってどのColorWheelの位置になるかや、切り替え、また連続して動くなどをコントロールできます。
Acme LED WAVE100のDMXプロファイルを作成
![24 17.19.49 (1).jpg 24 17 19 49 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.19.49-1.jpg)
Nameに器具名を入力。
その後、器具の絵をえらびます。今回はLEDのパーライトタイプにしました。
![24 17.27.49 (1).jpg 24 17 27 49 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.27.49-1.jpg)
先程のマニュアルをみると、1chはDimmerなので、図のアイコンを選び+マークをクリックします。
![24 17.29.11.jpg 24 17 29 11](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.29.11.jpg)
これで1chはDimmerが追加されました。
![24 17.30.40 (1).jpg 24 17 30 40 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.30.40-1.jpg)
2chはDiamond Wheelなので、アイコンから① Gobo Wheelを選択、②チェックマークをクリック、③名前を”Diamond Wheel”に変更します。
![24 17.33.15 (1).jpg 24 17 33 15 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.33.15-1.jpg)
最後は”Color Wheel”を選びます。
これで、LED WAVEのプロファイルは完成です。
![24 17.34.48 (1).jpg 24 17 34 48 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.34.48-1.jpg)
“Assign”ボタンをおすと、1から3chの表示がでるのでチェックマークをクリックします。
![24 17.34.15.jpg 24 17 34 15](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.34.15.jpg)
右下のチェックマークをクリックすると、
![24 17.35.29 (1).jpg 24 17 35 29 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.35.29-1.jpg)
プロファイルをsaveするかきかれるので、”save”をクリックします。
![24 17.38.23 (1).jpg 24 17 38 23 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.38.23-1.jpg)
メーカーごとにフォルダーがあるので、Acmeを選びます。
![24 17.39.42 (1).jpg 24 17 39 42 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.39.42-1.jpg)
ここで、保存ボタンを押します。
これで、新しく作成したLED WAVEのプロファイルが登録されました。
LED WAVEをPATCHしてみる
![24 17.41.35 (1).jpg 24 17 41 35 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.41.35-1.jpg)
器具を追加
![24 17.43.32 (1).jpg 24 17 43 32 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.43.32-1.jpg)
Manufactureで”Acme”を選択。器具がずらっとでてくるので、”LED WAVE”を選択したら、”Patch”ボタンを押します。
![24 17.44.10 (1).jpg 24 17 44 10 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.44.10-1.jpg)
これで、”LED WAVE”がPatchされたので、チェックボタンをおします。
![24 17.45.13.jpg 24 17 45 13](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/08/24-17.45.13.jpg)
あとはこの器具に合わせたDMXデータが送られるようにシーンの作成をしてください。