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カラーキネティクス社のiPlayer3をRS-232Cで動かす 2

カラーキネティクス社のiPlayer3をRS-232Cで動かす方法の検証をしています。

前回はiPlayer3のRS-232Cのピンアサインやコマンドを確認しました。

カラーキネティクス社のiPlayer3をRS-232Cで動かす 1

今回はPCからソフトウェアを使ってiPlayer3とRS-232C通信を行いコントロールをやってみます。

接続

接続は

PC >> USB – RS-232Cケーブル >> iPlayer3

のようになります。

USB – RS-232Cケーブルはこちらを使いました。

RS-232Cで通信するソフトウェア

ソフトウェアはHerculesを使います。

Hercules SETUP utility | HW-group.com

USB-RS-232Cケーブルの接続

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ケーブルを接続したら、デバイスマネージャーを立ち上げポート番号を確認します。

Prolific PL2303GT USB Serial COM Port(COM4)が該当するものなので、COM4に接続されています。

Herculesの立ち上げ

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Herculesを立ち上げ”Serial”のタブをクリック。

右側には上のスクリーンショットのとおり入力します。

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右下の”Open”をクリックし、”Serial port COM4 Opened”と表示されれば接続成功です。

Herculesによる通信

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iPlayer3の電源を入れた状態。SHOW1が再生されています。

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消灯のコマンド “X0100″を入力し”Send”ボタンをおします。

ピンク色の”X0100″が送られたコマンド。黒の”Y0100″がiPlayer3から返ってきたコマンドです。

IMG 4857

iPlayer3もOFFになりました。

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今度は、SHOW2の再生をするコマンド “X0402″を送ります。

IMG 4858

SHOW2が再生されました。

まとめ

以上、PCのherculesというソフトを使用して、RS-232Cのコマンドを送りiPlayer3を制御する検証を行いました。

KNXと連携したDMXの制御には、KNX-DMXコンバーターもあるにはあるのですが、演出的なものというよりも単純なカラーチェンジの用途を想定したものが多いので、KNXだけでなく他の制御システムとDMXのカラー演出を連携させるのであれば、iPlayer3のようなコントローラーとRS-232Cなどのプロトコルをつかって連携させるのがおすすめです。

ABOUT ME
中畑 隆拓
スマートライト㈱ 代表取締役。IoTソリューションの開発、スマートホーム&オフィスのコンサルティング、DALI,KNX,EnOceanなどのインテグレーションを行っています。

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