Node-REDとKNXをつなげるライブラリとしてnode-red-contrib-knx-ultimateを使い始めました。
一般的に、KNXをIPネットワークで接続する場合は、KNX-IP Routerを使うので、今回はInterra社のKNX-IP Routerを使ってNode-REDとKNXをつなげる方法をご紹介します。
ETS側の準備
ETS側は、スイッチアクチュエータを使ってOn/Offするプログラムを作成しました。
デバイスはInterra社のComboモジュール(ITR504-16A)です。
INTERRA KNX Comboスイッチアクチュエータ ITR504-16A – スマートライト株式会社
Group Address 0/0/1にITR504-16AのOn/Offというグループオブジェクトをいれて、単純にGroup Address 0/0/1に1bitのデータがくると、スイッチアクチュエータがOn/Offになるようにしました。
また、KNX-IP RouterのIPアドレスについては、ETSのBUSの画面で確認できます。
IPアドレス:192.168.1.125
Port : 3671
Node-REDのフロー
Node-REDのフローはこのように、trueとfalseのInjectノードに、KNX Ultimateの”KNX Device”ノードを接続しました。
KNX Deviceノードの中身は、Group Addressに”0/0/1″、DataPointに”1.001 Switch”を設定。
Gatewayには、先程確認したKNX-IP RouterのIPアドレスを入力しました。ポートは最初から入力されています。
Node-REDからデータを送信
Node-REDのtrueのInjectノードを押すと、スイッチアクチュエータがカチッといって”true”になります。
falseも正しく反映。
ETSのDiagnosticsでも受信したデータが確認できました。
これで、Node-REDからデータを送ることができました。
まとめ
KNX-IPルーターをつかえば、IP経由で他のシステムとつなぐことができるので、今後もいろんなものとつなげてみたいと思います。
ちなみに、この検証をするのに必要なKNXの機器は下記の通りです。KNX Power SupplyはKNXを使うのに必須の製品となります。
品名 | 型番 | 詳細 |
---|---|---|
KNX-IP Router | TR900-001 | URL |
KNXスイッチアクチュエータ | ITR504-16A | URL |
KNX Power Supply | ITR900-116 | URL |