![01-11.jpg 01 11](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/01-11-6.jpg)
設備制御を行うには、実際の設備を動かす【フィールドレベル】、設備を自動的に制御する【オートメーションレベル】、設備全体を管理したりビジュアル化する【マネジメントレベル】という3つのレベルに分けられます。
KNXはこのうち【フィールドレベル】と【オートメーションレベル】についていろんな機器がありますが、【マネジメントレベル】については、WindowsやLinuxなどのサーバー上で動くBuilding Management System(BMS)からKNX-IPルーターでKNXデバイスとの通信を行う方法がとられています。
そのBMSの中でも、海外でよく利用されているNETxについてこれから学習していきます。
第1回目として、ETSでつくったKNXのプロジェクトの情報をNETxのシステムにエクスポートするためのETSのアプリケーション、”NETx BMS App Secure for ETS”をETSにインストールする方法をご紹介します。
MyKNXからダウンロード
![11 20.15.56 (1).jpg 11 20 15 56 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.15.56-1.jpg)
まずはMyKNXにログインしたあと、”SHOP”のタブをクリック。右上の検索窓に”netx”と入力して虫眼鏡のマークをクリックします。
![11 20.21.42.jpg 11 20 21 42](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.21.42.jpg)
“netx BMS App”と”netx BMS App Secure”の2つのアプリが表示されますが、”netx BMS App Secure”の方の”Buy”ボタンをクリックします。
![11 20.23.58.jpg 11 20 23 58](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.23.58.jpg)
カートにこのアプリが入りましたので、”Checkout”ボタンを押します。
![11 20.24.45.jpg 11 20 24 45](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.24.45.jpg)
“Continue”ボタンを押します。
![11 20.26.13.jpg 11 20 26 13](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.26.13.jpg)
Invoiceは請求書の意味です。無料(0ユーロ)ですが、そのまま”Continue”。
![11 20.27.47.jpg 11 20 27 47](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.27.47.jpg)
ここも、このまま”Continue”。
![11 20.28.24 (1).jpg 11 20 28 24 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.28.24-1.jpg)
License agreementにチェックをいれて”Continue”。
![11 20.29.09.jpg 11 20 29 09](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.29.09.jpg)
支払いは必要ないので”Continue”。
![11 20.29.54.jpg 11 20 29 54](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.29.54.jpg)
“Confirm”で注文完了です。
![11 20.32.28.jpg 11 20 32 28](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.32.28.jpg)
次に、”My account”タブからProductsを選ぶと、購入したアプリケーションが表示されます。”NETx BMS App Secure for ETS”の”Download”ボタンを押すと、”nxaETSBMSAppSecure.etsapp”というファイルがダウンロードされます。
これをETSへインストールしましょう。
ETSへアプリをインストール
![11 20.38.42 (1).jpg 11 20 38 42 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.38.42-1.jpg)
ETSを立ち上げ、右下の”Apps 1 active”をクリックします。ちなみに、Appsのあとの数字は人によってことなるので気にしないでください。
Appsのウィンドウが開くので”Apps”の横にある緑の”+”をおしてください。
![11 20.40.58.jpg 11 20 40 58](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.40.58.jpg)
先程ダウンロードした”nxaETSBMSAppSecure.etsapp”を選択して”開く”を押します。
![11 20.42.33 (1).jpg 11 20 42 33 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-20.42.33-1.jpg)
このように、Appsのウィンドウの中に”NETx BMS App Secure”が表示されればOKです。
NETx BMS App Secureのライセンス
“NETx BMS App Secure”のアプリは無料ですが、ETS Pro、Lite、supplementaryのライセンスとの紐付けが必要になります。
![11 21.17.07 (1).jpg 11 21 17 07 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.17.07-1-1.jpg)
右下にある”License”のあたりを押すと、ETSのライセンス情報が表示されるので、コピーマークをクリックします。
![11 21.12.13 (1).jpg 11 21 12 13 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.12.13-1.jpg)
MyKNXに戻り、Product Licenseにペースト。横にある”Add key”をクリック。
![11 21.13.42 (1).jpg 11 21 13 42 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.13.42-1.jpg)
すると、License情報をダウンロードできるので”Download”ボタンを押します。ダウンロードしたファイルは圧縮(ZIP)されているので、解凍しておいてください。
![11 21.28.20 (1).jpg 11 21 28 20 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.28.20-1.jpg)
ライセンスが追加されると、このように”NETx BMS App Secure”と表示されます。
![11 21.45.20 (1).jpg 11 21 45 20 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.45.20-1.jpg)
再度、ETSの右下の”Apps”をクリックして、”NETx BMS App Secure”がアクティブになっていればOKです。
ETSで”NETx BMS App Secure”を使う
では、インストールした”NETx BMS App Secure”の使い方です。
まずは、ETSでKNXのプロジェクトを開きます。
![11 21.48.49 (1).jpg 11 21 48 49 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.48.49-1.jpg)
メニューから”Apps”を選択。
![11 21.50.10 (1).jpg 11 21 50 10 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.50.10-1.jpg)
“NETx BMS App Secure”をクリック。
![11 21.54.52 (1).jpg 11 21 54 52 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.54.52-1.jpg)
Serverを選択。
![11 21.57.07.jpg 11 21 57 07](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.57.07.jpg)
NETxに送るETS側の情報を選択できるので、必要なものをチェックして、Exportボタンを押します。
![11 21.58.28.jpg 11 21 58 28](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/01/11-21.58.28.jpg)
Lineに使うKNX-IP RouterのIPアドレスの入力を求められ、入力すると、NETx用のファイルが生成されます。
まとめ
Building Management System(BMS)は設備制御をある規模以上で行う場合は必ず必要になってくるもの。
完全にソフトウェアの領域なのですが、海外ではNETxのように、KNXと相性がよく、かつ、BACnetやModbusなどにも対応したBMSシステムがあります。
ここらへんができるエンジニアは日本国内だと少ないので、KNXとともにNETxを学んでKNXとBMSの両方を使えるようにしていきたいと思います。