KNX

調光タイプの照明器具をホームオートメーションサーバーbOSで設定する方法

この記事はスマートホーム GWアドベントカレンダー 2021の4日目の記事です。

今回は、ホームオートメーションサーバー JigsawのbOSで、調光タイプの照明器具を設定する方法です。

Comfortclick Jigsaw (KNXインターフェース付きサーバー) – スマートライト株式会社

bOS Clientでの表示

BOS  Demo 2021 05 02 19 59 06

たとえばリビングルームの天井に調光タイプの照明器具が使われているとします。

BOS  Demo 2021 05 02 20 00 12

bOSではアイコンをクリックすることで、0から100%の明るさの調節ができます。

この設定方法を確認してみましょう。

bOS Configuratorの画面

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bOS Configuratorでは、
Themes > Demo > Room > Living room
がこのテーマ(操作)画面になります。

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照明器具のアイコンをクリックすると、右側にこのオブジェクトのプロパティ画面が表示されます。

ここで、アイコンの位置や大きさ、色などを指定することができます。

また、Valueのところで、このアイコンに関連づいたDevice情報が確認できます。

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このアイコンは、
Devices > KNX > Lighting > Dimming > Living room ceiling
であることがわかりました。

これは、KNXのグループアドレスに対応しております。

では、Devicesの方でみてみましょう。

Devices > KNXで確認

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DevicesからLiving room ceilingを選び、”Settings”のタブをクリックします。

このデバイスを操作するためのグループアドレス(GA)は”1/3/7″、状態を確認するStatusのGAは”1/4/7″となります。

Value Typeは”5.001 Scaling”になっています。

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ETSでData Type 5.001をみると、”percentage (0..100%)となっています。

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次にValuesのタブを確認。

TypeはInt32、Templateは”Dimmer”です。

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Functionsは、

  • Read Value From Address
  • Read Value From Status Address
  • Write Current Value

Infoのタブもみてみましょう。

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NodeObjectTypeは、”ComfortClick.EIB.DPT.DPT8BitUnsignedValue, ComfortClick.EIB”となっています。

Themes > Demo > Room > Living roomを改めて確認

Themesのプロパティ画面を再度確認してみます。

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Generalは位置とサイズです。

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AppearanceのStyleには、AutomaticだとTemplateの内容から自動的に選んでくれますが、それ以外を選ぶと自分で細かい設定をします。

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StatusのStatus Valuesをクリックすると、

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Ceiling Lightの明るさによって、100%に近いと黄色くなり、0%に近いと白くなるような設定もできます。

これなら、ひと目でどこの照明が点灯しているのかわかりやすいですよね。

まとめ

以上、調光タイプの照明器具をホームオートメーションサーバーのbOSで設定する方法をご紹介しました。

ホームオートメーションでよく使われる機器の機能については、テンプレートがあり、自動的に使いやすい表示や機能が反映されます。

引き続き、Comcortclick社のJigsawのbOSを使って、スマートホームとKNXを組合せた便利な使い方を探っていきたいと思います。

ABOUT ME
中畑 隆拓
スマートライト㈱ 代表取締役。IoTソリューションの開発、スマートホーム&オフィスのコンサルティング、DALI,KNX,EnOceanなどのインテグレーションを行っています。

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