この記事はスマートホーム GWアドベントカレンダー 2021の4日目の記事です。
今回は、ホームオートメーションサーバー JigsawのbOSで、調光タイプの照明器具を設定する方法です。
Comfortclick Jigsaw (KNXインターフェース付きサーバー) – スマートライト株式会社
bOS Clientでの表示
![bOS - Demo 2021-05-02 19-59-06.jpg BOS Demo 2021 05 02 19 59 06](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/bOS-Demo-2021-05-02-19-59-06.jpg)
たとえばリビングルームの天井に調光タイプの照明器具が使われているとします。
![bOS - Demo 2021-05-02 20-00-12.jpg BOS Demo 2021 05 02 20 00 12](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/bOS-Demo-2021-05-02-20-00-12.jpg)
bOSではアイコンをクリックすることで、0から100%の明るさの調節ができます。
この設定方法を確認してみましょう。
bOS Configuratorの画面
![02 20.04.13 (1).jpg 02 20 04 13 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-20.04.13-1.jpg)
bOS Configuratorでは、
Themes > Demo > Room > Living room
がこのテーマ(操作)画面になります。
![02 20.05.49 (1).jpg 02 20 05 49 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-20.05.49-1.jpg)
照明器具のアイコンをクリックすると、右側にこのオブジェクトのプロパティ画面が表示されます。
ここで、アイコンの位置や大きさ、色などを指定することができます。
また、Valueのところで、このアイコンに関連づいたDevice情報が確認できます。
![02 20.09.25 (1).jpg 02 20 09 25 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-20.09.25-1.jpg)
このアイコンは、
Devices > KNX > Lighting > Dimming > Living room ceiling
であることがわかりました。
これは、KNXのグループアドレスに対応しております。
では、Devicesの方でみてみましょう。
Devices > KNXで確認
![02 20.13.23 (1).jpg 02 20 13 23 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-20.13.23-1.jpg)
DevicesからLiving room ceilingを選び、”Settings”のタブをクリックします。
このデバイスを操作するためのグループアドレス(GA)は”1/3/7″、状態を確認するStatusのGAは”1/4/7″となります。
Value Typeは”5.001 Scaling”になっています。
![02 20.16.29.jpg 02 20 16 29](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-20.16.29.jpg)
ETSでData Type 5.001をみると、”percentage (0..100%)となっています。
![02 20.17.48 (1).jpg 02 20 17 48 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-20.17.48-1.jpg)
次にValuesのタブを確認。
TypeはInt32、Templateは”Dimmer”です。
![02 20.19.02 (1).jpg 02 20 19 02 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-20.19.02-1.jpg)
Functionsは、
- Read Value From Address
- Read Value From Status Address
- Write Current Value
Infoのタブもみてみましょう。
![02 20.22.05 (1).jpg 02 20 22 05 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-20.22.05-1.jpg)
NodeObjectTypeは、”ComfortClick.EIB.DPT.DPT8BitUnsignedValue, ComfortClick.EIB”となっています。
Themes > Demo > Room > Living roomを改めて確認
Themesのプロパティ画面を再度確認してみます。
![02 21.07.02 (1).jpg 02 21 07 02 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-21.07.02-1.jpg)
Generalは位置とサイズです。
![02 21.08.52 (1).jpg 02 21 08 52 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-21.08.52-1.jpg)
AppearanceのStyleには、AutomaticだとTemplateの内容から自動的に選んでくれますが、それ以外を選ぶと自分で細かい設定をします。
![02 21.18.07 (1).jpg 02 21 18 07 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-21.18.07-1.jpg)
StatusのStatus Valuesをクリックすると、
![02 21.19.03 (1).jpg 02 21 19 03 1](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2021/05/02-21.19.03-1.jpg)
Ceiling Lightの明るさによって、100%に近いと黄色くなり、0%に近いと白くなるような設定もできます。
これなら、ひと目でどこの照明が点灯しているのかわかりやすいですよね。
まとめ
以上、調光タイプの照明器具をホームオートメーションサーバーのbOSで設定する方法をご紹介しました。
ホームオートメーションでよく使われる機器の機能については、テンプレートがあり、自動的に使いやすい表示や機能が反映されます。
引き続き、Comcortclick社のJigsawのbOSを使って、スマートホームとKNXを組合せた便利な使い方を探っていきたいと思います。