Google Homeの音声アシスタントとホームオートメーションサーバー Jigsawを連携する方法
この記事はスマートホーム GWアドベントカレンダー 2021の6日目の記事です。
ホームオートメーションを行う中でよく言われることに、Google HomeやAmazon Alexaなどのスマートスピーカーを使って、音声で家の機器を操作したいという要望です。
Comfortclick社のホームオートメーションサーバー Jigsawでは、GooleHomeやAlexaとの連携ができます。
今回は、Google Homeとの連携方法を紹介します。
Comfortclick Jigsaw (KNXインターフェース付きサーバー) – スマートライト株式会社
動画
結果の動画を作成しましたので、どんなことができるのかは、こちらをご覧ください。
全体の流れ
Google Homeからホームオートメーションサーバーに接続する設定は次のようにすすめます。
- bOSでの設定
- Google Homeアプリの設定
bOSでの設定
まずは、DevicesにてKNXのデバイスを取り込みます。
今回は、KNXの位相制御モジュールを使い、LEDランプのOn/Offと明るさを0〜100%で調節機能の連携をします。
General > API > Google Smart Home
に、+Addにて、Devicesを追加、再度、Deviceを追加します。
Settingsの画面の中で、Device TypeからLightを選びます。
“OnOff Trait”をクリックして、Generalのところから、該当するKNXのDeviceを追加します。
同様に “Brightness Trait”も、KNXのDeviceを割り当てます。
bOS ThemesでPanelの設定
bOSクライアントからの操作や、Google Homeでの制御結果が確認できるようにLampというパネルを作成します。
Google Homeアプリでの操作
bOS側の設定が終わったので、次はGoogle Homeアシスタントからの設定を行います。
今回は、i-PADでGoogle Homeアプリを使いました。
Google Homeアプリの画面です。左上の”+”マークを押します。
家に追加の下にある”デバイスのセットアップ”をタッチ。
“デバイスのセットアップ”画面になるので、”Googleと連携させる”をタッチ。
Google Homeが連携できる各種デバイスが表示されます。
検索フォームに、”comfortclick”と入力すると、Comfortclickのアプリがあらわれます。
Comfortclickのアカウントページに移動。IDとPWを入力してログイン。
登録されているJigsawが表示されるので、選択して”Grant”をタッチ。
画面中央に”リンク済み”の下にLightが表示されました。このアイコンをタップします。
このアプリからでも、Lightをコントロールできます。今はオフです。
もう一度、タップするとオンで100%点灯しました。
まとめ
GoogleHomeやAmazonAlexaなどのスマートスピーカーは、HueやSonosなどといったIP通信の家庭用IoT機器との接続は比較的に簡単にできます。
でも、信号線で接続するタイプの機器とは、機器メーカー側はIP通信のゲートウェイを用意していないとつなぐことができません。
そこで、KNXを使えば、KNXが信号線で制御するタイプをまとめあげ、ホームオートメーション用サーバーのJigsaw bOSがGoogleHomeやAmazonAlexaなどのスマートスピーカーとアプリでつながることによって、今までよりも制御できる機器が一気に広がります。
今回はGoogleHomeとの接続例でしたが、AmazonAlexaとの連携も近いうちに紹介してみたいと思います。
ホームオートメーションについてのご質問や相談などありましたら、気軽にスマートライトの中畑まで連絡ください。