ECHONETLite

ECHONET Liteコマンド送受信ツールSSNGとNode-REDでやりとりしてみた

最近友人から、ECHONET Liteが面白い!という話をきいたので、私のやっているDALIやKNXといった設備制御との連携に役立ちそうと思い、これから勉強していくことにしました。

早速、友人が持っていた本をアマゾンで2冊購入。

最初に「ECHONET Lite入門」を読みながらはじめてみることにします。

SSNGのインストール

「ECHONET Lite入門」の第4章 実践編1「様々な機器をECHONET Lite化しよう」にて紹介されているSSNG(Super Speed Node Generator for ECHONET Lite」をインストール。

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SSNGはHEMS(ECHONET Lite)認証支援センターのサイトからダウンロードできます。

SDK | HEMS(ECHONET Lite)認証支援センター

本ではWindowsのツールが紹介されていましたが、Node.js版がnpmのパッケージとして公開されています。

ssng – npm

でも、今回は本で紹介されているWindows版でいきましょう。

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この記事を書いている2020/9/5現在、バージョンは3.01とのこと。

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ダウンロードしたファイルを解凍したところ。しっかりと日本語のマニュアルがあるのもうれしいところ。SuperSpeedNodeGeneratorのフォルダにあるsetup.exeを起動してインストールします。

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インストールする際、ソフト本体と製品用のディレクトリを設定します。

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「Windows高速スタートアップを無効にする」はそのまま次へを選択

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インストールが完了し立ち上げたところ。テクスチャがなかなか渋いです。

SSNGからNode-REDにメッセージを送ってみる

SSNGを使えばUDPでECHONET Liteの通信を送れるようなので、MacBookPro上で動作させたNode-REDで、SSNGからの信号を受信できるか試してみます。

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Node-RED側のフローはUDP inノードにdebugノードをつなげただけのシンプルなもの。

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ポートはSSNGの自手先ポートにかかれていた3610にしました。

で、SSNGの送信ボタンをおしてみると、

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おお!ちゃんと受信できました。

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今度はSSNGでETD1の値を0にしておくってみます。

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すると、14番目のデータが前回は30だったのが0になりました。

今度はEDT1を20にしてみます。

14番目のデータは20になりました。

SSNGの画面に「送信パケット」が表示されており、これがNode-RED側で正しく受信しているようです。

では、今度はNode-RED側からSSNGにデータを送ってみましょう。

SSNGにUDPを送信するNode-REDのフロー

フローはinjectノードから数値の1をUDPノードに送っています。

UDPノードにはSSNGで表示されたマシンIPアドレスを入力、ポートの設定などはこの組み合わせでSSNG側で受信しました。

SSNGでは、”DATA受信したパケットは記述が間違っているか、ECHONET Lite準拠ではありません”とのメッセージが出ましたが、とりあえず受信することができました。

まとめ

まずはSSNGとNode-RED間でデータの送受信のテストをしてみました。

今後はECHONET Liteに準拠したデータで送受信するのと、ECHONET Lite機器のエミュレータもあるようなので、それを試していきたいと思います。

では!

ABOUT ME
中畑 隆拓
スマートライト㈱ 代表取締役。IoTソリューションの開発、スマートホーム&オフィスのコンサルティング、DALI,KNX,EnOceanなどのインテグレーションを行っています。

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