前回、Interras社のKNX Combo Moduleについての記事を紹介しました。
ブラインドやシャッターの制御ができるInterra KNX-Comboモジュールの検証
今回は、ETSでプログラミングを行い、動作チェックをしてみましたのでご紹介します。
ETS側のConfigration
![001.jpg 001](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/06/001-3.jpg)
ETS側では、ライボルトのShutter/Blindの設定を選びます。この時、ComboモジュールのOut1+Out2と2つの出力を利用します。
![IMG_2415.JPG IMG 2415](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2415.jpg)
動作の検証には実際のブラインドを使わずに、LEDを点灯させることで代用させてみます。
接続回路としては、24V DC電源を、Out1とOut2に差し込み、その先にLEDをつなげることで、ブラインドのUpのときにはLEDの青が点灯、Downのときには緑が点灯するようにしました。
ETS側のグループオブジェクトとグループアドレス
![004.jpg 004](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/06/004-3.jpg)
今回の検証用に、ETS側のGroupAddressには、Up/Downの1bitとSlatの1bitを用意しました。
![002.jpg 002](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/06/002-3.jpg)
上記のGroupAddressに対して、ComboモジュールのUp/DownとSlat Angle/Stopのグループオブジェクトを紐付けます。
以上の設定をETSからデバイスに書き込みます。
Diagnosticsで検証
ETSにはDiagnosticsという機能があり、GoupAddressに対してデータを送ったり、KNX BUSラインにどんなテレグラムが流れているのかを確認することができます。
まずは、GroupAddress 0/0/1にUp/Downの信号を送ってみましょう。
![201.jpg 201](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/06/201-1.jpg)
①でGroupAddressを選択、②ではそのグループアドレスに対応したValueが選択できるので、Up/Downを選択し、Writeボタンを押すことで、KNX BUSにテレグラムを送ることができます。
結果、
![IMG_2416.JPG IMG 2416](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2416.jpg)
Upを送ると青色のLEDが点灯
![IMG_2417.JPG IMG 2417](https://digital-light.jp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2417.jpg)
Downを送ると緑色のLEDが点灯します。
また、GroupAddressで0/0/2を選択し、Up/Downを押すとSlat操作用のテレグラムが送られます。
これは、先程のUp/Downが点灯しっぱなしに対し、Slatは一瞬のLED点灯となります。
今回はLEDで代用しましたが、実際はブラインドのモーターにUp/DownやSlat調節の電源が供給されます。
まとめ
以上、Interra社のKNX Comboモジュールについて、ライボルトのShutter/Blindの挙動をLED点灯で確認、そのときのETSのプログラミングについてご紹介しました。
私自身が国内で使える電動ブラインドやカーテンなどのことについてよく知らないのですが、KNXのデバイスを使って他の照明設備などと一緒に簡単に制御できるようになると便利ですよね。