KNX

Node-RED内蔵KNX-IoTサーバー iConnect 検証

Interra社から新発売されたNode-RED内蔵KNX-IoTゲートウェイ「iConnect」ですが、前回はメーカーの人から教えてもらった設定方法をまとめてみました。

Node-RED内蔵 KNX信号を送受信できるIoTサーバー「iConnect」

今回は、iConnect用にカスタマイズされたNode-REDについて検証していきたいとおもいます。

立ち上がり画面

Node RED  192 168 1 222 2020 06 04 23 17 03

iConnectのデフォルトIPアドレス192.168.1.222:1880にアクセスし、IDとPWを入力して表示される画面がこちらです。

初期IDとパスワードは

ID : admin
PW : interra

最初から6つのタブが用意されています。

  1. Ismart
  2. Occupancy
  3. Lighting
  4. Blinds
  5. Hvac
  6. UI
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また、ダッシュボード画面も最初から構築されているようです。まずはこちらから見ていきましょう。

iConnectのNode-RED Dashboard画面

Node RED Dashboard 2020 06 04 23 21 00

Dashboard画面には、タブにあったHVAC、LIGHTING、BLINDSに加えUSERというメニューがあります。

USER

USERをクリックしてみると

Node RED Dashboard 2020 06 04 23 29 12

とのことでした。

LIGHTINING

Node RED Dashboard 2020 06 04 23 30 23

真ん中の”LIGHT ON/OFF”を押すと、上のRoom Lightの横の丸の色がかわります。

Node RED Dashboard 2020 06 04 23 31 28

LIGHTINGタブのフローをみてみましょう。

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このフローを理解するために、debugノードをKNXノードの横にいれてみます。

Node RED  192 168 1 222 2020 06 04 23 46 33

ダッシュボードでLIGHT ONボタンを押した時。debugノードにはtrueがきて、青いtoggleノードはtrue、肌色のKNXノードは”Lamba açık”と表示されます。

ちなみに、”Lamba açık”はトルコ語で”ランプが点灯しています”でした。

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これはLIGHT OFFの状態。

toggleとdebugノードにはfalse、KNXノードには”Lamba kapalı”でこれは”ランプが消えている”という表示です。

では、それぞれのノードを見てみましょう。

DIノード

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左にあるピンクのノードは、iConnectのDigital Inputを受け取るノードです。

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Initially sendには、Actual Value,Nothing,False,Trueが選択できます。Actual Valueについてはどのレベルのものがとれるのかは、メーカーにきいてみます。

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iConnectには16個のDigital Input端子があり、このドロップダウンからどの端子からのデータにするかを選択できます。

先ほどのInitially sendには送るデータを指定できるので、接点としても使えそうです。

toggleノード

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この青いtoggleノードもiConnectのカスタムノードとして用意されています。

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toggleノードなんてわざわざつくる必要あるのかと思いきや、”Trigger by”を見ると、

– Either True or False
– Ture
– False
– Either Rising or Falling Edge
– Rising Edge
– Falling Edge

と中にはRising Edgeとか見慣れないものが。

これって、先程のDIノードでValueを取得して値のエッジを拾ってtoggleをかけたりできるのでしょうか?

KNXノード

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これがKNXノード。Device Addressがあるのですが、これはどうやって使うのでしょう? KNX easyノードだとGroup AddressとData point typeぐらいだったので、KNX Deviceから直接データ取れたりするのかな?

あと、Read on startとかから下は何につかうのだろう?

まとめ

ということで、iConnectに内蔵されているNode-REDのフローのうち、LIGHTINGの部分を検証してみました。

KNXはロジックを作るのがちょっと面倒くさいのですが、Node-REDで、さらにKNX用のカスタムノードなどがつくられていると、ロジックをつくるのがとても便利になりそうです。

引き続き、iConnectの他の機能についても検証をしていきたいと思います。

では!

ABOUT ME
中畑 隆拓
スマートライト㈱ 代表取締役。IoTソリューションの開発、スマートホーム&オフィスのコンサルティング、DALI,KNX,EnOceanなどのインテグレーションを行っています。

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